見た目じゃなく、本質を伝えたい」—あるピラティス体験から考えたこと
先日、あるマシンピラティスの体験会に行ってきました。
20台前後のリフォーマーがずらりと並び、私服のまま気軽にスタート。
説明は簡潔で、「歪みを整えて、左右差をなくしましょう」という言葉が印象的でした。
そのまま掛け声に合わせて動くセッションが始まり、ところどころで簡単な補助も入りました。

私はもともとマットピラティスのライセンスを持っていて、指導経験もあります。

でも、マシンピラティスは今回が初めて。

だからこそ、マットとの違いや、マシンだからこそ得られる気づきを体験してみたかったんです。

体験会の流れとしては、まず事前の待ち時間が15分ほど。

その後、簡単なカウンセリングが5分程度あり、実際の体験はおよそ10分ほどでした。

そのあとの時間の大半は、セールスの説明に使われました。

体験時間よりも長い、30分近くのセールストーク。

内容もわりと強めで、「いま入会すれば…」というような、即決を迫る雰囲気がありました。

もちろん、ビジネスとして仕組みがそうなっているのは理解しています。

でも、限られた時間の中で、もっと“体験そのもの”に重きを置いてもよかったのでは?という気持ちも正直ありました。



セッションの中では、「ウエストをくびれさせましょう」「姿勢を整えましょう」といった、見た目にフォーカスした声かけが多く、
参加される多くの方が求めているのは、きっとそういう変化なんだと思います。

だからこそ、そういったニーズに応えるためのマニュアルやセールストークが中心になるのも、自然な流れなのかもしれません。

ただ私自身は、競技パフォーマンスの向上や、身体操作の精度を深めることを目的に参加していたので、
その場の空気に少し居場所のなさを感じてしまいました。

特にモヤモヤが残ったのは、事前に「パフォーマンスアップを目指している」と伝えていたにもかかわらず、
私自身に対して「大会までに体を仕上げましょう」と声をかけられたことでした。

実際私もコンテスト経験があるからこそ強く感じたのですが、
その表現は、ボディコンテストを目指す人にはしっくりくる言葉かもしれません。

でも、現在私が向き合っているパワーリフティングは、筋肉の“見た目”ではなく、
動きの連動性や安定性、精度が求められる競技です。

体を「仕上げる」という感覚よりも、私はもっと長い時間をかけて、
一生をかけてでも、身体の感覚や動きの質を高めていきたい。
だからこそ、言葉のズレに違和感が残ったのだと思います。



セッション後の帰り際に、「その競技ではどこを目指されているんですか?」と聞かれたので、
「いかに重い重量を持ち上げられるかを競う競技なんです」と説明しました。

でも、その後すぐに「アウターメインの競技ですか?」と返されて、私はちょっと言葉を失ってしまいました。

パワーリフティングは、外側の筋肉だけで成立する競技ではありません。
インナーとアウター、意識と無意識、力と繊細さ。
その連動があってはじめて、安全に、効率的に、大きな力を出すことができます。

もちろん、すぐにすべてが伝わるとは思っていません。
でも、何度か説明を重ねたつもりだったので、
最後まで競技の本質が伝わらなかったことに、少し寂しさが残りました。

おそらく、時間に追われる現場の中で、私の言葉にじっくり耳を傾ける余裕はなかったのかもしれません。



そしてもうひとつ、気になった言葉がありました。
「歪みを整えて、左右差をなくしましょう」という声かけです。

左右差って、本当に“なくすべきもの”なんだろうか?

人の体はもともと完全な左右対称ではありません。
利き手や内臓の位置、骨格の微妙な違いなど、生まれつき左右差があるのが普通です。
それを前提に体がバランスを取っているので、
左右差があるからといってすぐに問題があるわけではないと思っています。

もちろん、明らかに一方にだけ負担がかかっていたり、
動きのエラーや痛みに結びついている場合は、調整が必要になることもあります。
でも「左右差をゼロにする」ことがゴールかというと、必ずしもそうではない。

きっと、現場のスタッフの方々も「左右差は悪」という形で、
マニュアルとして教わっているのかもしれません。
そう思うと、すこし複雑な気持ちになりました。



今回の体験で感じたことのひとつに、
「せっかくのマシン(リフォーマー)が活かされていないかもしれない」というもったいなさがありました。

キューイング(声かけ)はこう言っては失礼ですが雑で、動きの意図や狙いがわからないまま進んでしまう場面もあり、
これでは、マシンピラティスならではの恩恵を感じることができません。

マシンは非常に優れたツールだと思います。
でも、設備が充実していても、それを活かすためには丁寧な「伝え方」や「導き方」が必要不可欠です。

そこが追いついていなければ、
本当の価値は発揮されないのだと痛感しました。

ちなみに、私はピラティスブームが起きる前から、リフォーマーの価格には注目していました。

当時は1台300万円ほどするモデルが主流で、導入にはかなりの投資が必要でした。

最近では価格も落ち着き、安いモデルなら30〜50万円で購入できるようになりましたが、
それでも1つの施設に15台、20台と並べるとなると、相当な初期コストがかかります。

そうした設備投資や人件費、場所代などを考えると、
どうしても月会費はある程度高めにならざるを得ないのだろうな…と感じました。
現場では“効率よく回すこと”が求められ、
一人ひとりに寄り添う時間やクオリティの高い指導が後回しになってしまうのかもしれません。



派手さはなくても、身体にちゃんと向き合いたい人は、きっといる。

私のように「動きの質」にこだわるやり方は、目立つものではないけれど、
続けるうちに、その人自身が“納得できる体”に近づいていくのを何度も見てきました。

そして何より、動きの質が上がると、自然と立ち姿も美しくなる。

無理に絞らなくても、自然で柔らかなくびれができてくる。

そんな“内側から整う変化”を、私は何より大切にしたいと思っています。



最後に。
私はかつて、「伝えたいこと」に気持ちが入りすぎて、
お客様が本当に求めていることと、すれ違ってしまうことがありました。

今回の体験を通じて、あらためて感じたのは、
指導する側と、指導を受ける側のあいだにズレがあるなら、
それをできるだけ早く察して、埋める努力をするのは、やはり提供側の責任だということです。

マシンピラティスの体験会では、
「今ならお得」「月会費がこのくらい」「マシン数が豊富」という“売り文句”ばかりが並びました。
でも私が知りたかったのは、その先にあるクオリティの高い指導。
多少価格が高くても、それを求めていました。

サービスを届ける側と、受け取る側。
その価値観のズレに気づけなかったら、本当の満足は生まれない。
そんな基本的なことを、今回あらためて胸に刻みました。

今は、“伝える”ことより“伝わる”ことを、そして
ひとりひとりに合った関わり方を、丁寧に届けていこうと心に決めた出来事でした。
〜“ちょっとだけ”動いてみたら、人生が動き出した〜
いくつからでも変われる、と本当に思った日

〜“ちょっとだけ”動いてみたら、人生が動き出した〜

「もう歳だから」と、あきらめる前に読んでほしいお話があります。

たったひとつの“動き出すきっかけ”が、その人の世界を広げていくことがあります。

今日は、私が最近とても感動した、ある女性の変化について書いてみようと思います。



以前、ご縁があって、一人の女性のサポートをすることになりました。
ご友人から「最近あまり元気がなくて…」とご相談を受け、ご自宅での運動サポートを始めることに。

初めてお会いしたとき、表情はどこか硬く、歩幅も小さく、動きには不安がにじんでいました。

言葉の端々からも、自信のなさや気力の低下が伝わってきて──私もすこし緊張したのを覚えています。

そこから始めたのは特別なことではありませんでした。

道具も使わず、寝たまま手足を動かすところからの、シンプルな“ちょっとした動き”。

「私に、本当にできるかしら」と不安げな日もありましたが、それでも毎回ていねいに取り組んでくださいました。

そして少しずつ、できることが増え、表情がやわらぎ、足取りも軽やかに。

いつの間にか、片足立ちやジャンプ動作も安定してこなせるようになっていました。

──でも、いちばん印象に残っているのは、体が変わったそのあとに見えた「心の変化」でした。

「この前ね、一人でちょっと遠出してみたの」
そう言って教えてくださったのは、なんと片道2時間の電車旅。

ほんの少し前まで外出もためらっていた方が、自分の足で、しかもおひとりで。

その笑顔が、本当にまぶしかったんです。

それからは、好きな舞台をチェックしたり、外出もどんどん積極的に。

少しずつ変わっていくメイクや服装の雰囲気に、その日の気分が表れていて。

口紅の色がほんのり変わっただけで、世界が明るく見える気がしました。

最近では「〇〇さんの立ち姿が素敵」と、憧れの女優さんの名前を挙げることも。

そんなふうに目を輝かせる姿を見て、「年齢は関係ない」──そう実感せずにはいられませんでした。

年齢を重ねることで変化するものは確かにあります。

体力だって、見た目だって、若い頃とは違ってくる。

でも、それは“何かを諦める理由”じゃなくて、“新しい自分と出会うきっかけ”なのかもしれません。

歳を重ねることそのものを、もっと楽しめたらいい。

私自身、そうやって歳と向き合っていきたいと、改めて思わせて頂いた出来事でした。

そして──
こうやって、誰かが少しずつ良い方向に変わっていく姿に出会えること。
その背中をそっと支えることができること。
それが、私がこの仕事を続けたい理由です。

私は、“一流の黒子”でありたい。
これからも研鑽を重ねて、もっとたくさんの笑顔に出会えたらうれしいです。
“短期間で−10kg”の裏側で起きていること
その変化、ちゃんと続いてる?
急いで削るより、続く体を育てるという選択。

半年後、1年後のあなたの姿が、今よりもっと好きになれるように。

焦らず整える。その方が、体も心もちゃんと変わっていきます。

でも世の中には、たくさんの
「近道」があふれています。

「2ヶ月で−10kg!」
「短期間で劇的変化!」
よく見かける、こうした広告。たしかに惹かれる言葉かもしれません。

私もかつては、そういうものに気持ちが動いたことがありました。

楽して受験に受かりたい、楽して痩せたい、楽して綺麗になりたい、かっこよくなりたい、稼ぎたい——
おしゃれに服を着こなしたい、異性にモテたい。

そんな気持ちも、きっと誰にでもあると思います。

簡単に、たった一つの方法で理想が手に入るような「裏技」があるように思えてしまう。

そして、それらは実際に売れます。
キャッチーで、希望がありそうに見えるからです。

でも、本当にそれでいいのでしょうか?

たとえば、70kgの方が2ヶ月で15kg痩せたとしたら、
それは見た目には大きな成果かもしれませんが、体にはかなりの負荷がかかっています。

無理のない形でそれができることは、ほとんどありません。

それを知りながら、
「売れるから」と提供されている。

そのことに、私は強い違和感を持っています。

私が届けたいのは、そういうやり方ではありません。

自分を大事にしようとか、自分を好きになろうとか、最初からそんなふうに考えていたわけではありません。

ただ、無理をして体を変えようとすることが、あまりにしんどくて、
「もう、こんなやり方じゃなくていい」と思った——それだけのことでした。



短期間で落とすほど、戻りやすくなる現実

リバウンドの心配を感じたこと、ありませんか?
実際に、急激な減量にはリスクが多いことが、さまざまな研究でも示されています。

• 減量薬を用いた場合、服薬を
中止すると10ヶ月で元の体重に戻る傾向(オックスフォード大学)

• 非常に低カロリーな食事療法では、約4割が体重リバウンド(Obesity Action Coalition)

• 一般的な短期ダイエットでも、1年以内に3人に1人が体重増加(Renew Bariatrics)

• 食事制限による短期減量は、4〜6か月で体重再増加の傾向(国際栄養・身体活動学会誌)

成果が出たように見えても、その後を支える土台がなければ、変化は続きません。



元気で、快適に、そして美しく。

私が大切にしたいのは、体重という数字だけでは表せない変化です。
たとえば体重がほとんど変わらなくても、姿勢が整い胸が開いたことで、
ブラのアンダーサイズが下がり、カップが2サイズ上がったという方もいらっしゃいます。

美しさは、数字ではなく、姿勢や動きの中に自然と現れるもの。
日々の積み重ねで、そうした変化を少しずつ実感していく——
それが、私が目指したい体づくりです。



食事も、「制限する」のではなく「整える」

「これ、食べても大丈夫ですか?」
そう尋ねてくださったのは、30歳前後の女性。
不規則な仕事で、食事も生活も乱れがち。運動経験もなく、自分の体に自信が持てなかったそうです。

私は「やめること」ではなく、「見直すこと」に焦点を当てました。
• 朝食を抜かない

• タンパク質を少しずつ増やす

• 野菜が苦手なら、まずは添えるだけ

• 間食は“禁止”ではなく、“工夫”で調整

その結果、極端な制限もサプリもなし、週1〜2回の無理のない運動だけで、1年で10kg以上の減量に成功されました。

体は、必要な分だけ、ちゃんと変わってくれたのです。



見た目も動きも、人生が変わるくらいの変化に

この方は、以前は腰痛にも悩まされていました。

かがむのも辛かった状態から、今では痛みもなく、115kgのバーベルを持ち上げるまでに。

姿勢が変わると、見た目も変わります。

動けるようになると、表情も変わります。

「今までで一番、自分の体が快適です。好きです。」
そう話してくださったその笑顔は、今でも忘れられません。

痩せたことでおしゃれも楽しくなり、美容にも自然と気を遣うようになったそうです。

前よりずっと明るく、キラキラしていて、本当に素敵になられたなと感じています。



一生動ける体を育てながら、美しく年を重ねるために

体重や年齢にとらわれず、自分らしい元気と美しさを育てていく。

その変化は、短期間でつくるものではなく、
日々を丁寧に重ねながら、少しずつ整えていくものだと思っています。



裏技なんて、本当はない。

それでも、どこかで私たちは「もっと簡単に」「楽に変われる方法」があるように思いたくなってしまいます。

でも、結果には必ず原因があります。 

正しい原因——つまり地道な取り組み、継続的な習慣、日々の選択——があって、はじめて、
きれいな体、かっこいい体、健康的な体という結果がついてくるのだと思います。

それは、決して派手な道ではありません。

情報を集めたり、実践を続けたり、時には失敗もしながら進んでいく。
一人でそれをやり切るのは、正直とても大変なことです。

だから私は、この仕事をしています。

その道のりを、少しでも前向きに、楽しく、続けられるように。
お金と時間、そして何より体を預けてくださるお客様に、よりよい結果を届けるために。

だからこそ、私自身も学び続けます。
人間としても成長し続けたいと、いつも思っています。
腰が痛いとき、
本当に安静が一番?


科学と実例から見える

“回復への近道”

「腰が痛いから、まずは安静にしよう」
「整体やマッサージで治ってから、動こう」

そう考える方はとても多いです。
でも最近の研究では、

“正しく体を動かすこと”

が改善への鍵になることが分かってきています。

今日は最新の研究と実際のお客様の変化をもとに、

「なぜ“動くこと”が大切なのか?」

についてお話しします。



運動が「効く」という研究が増えています

たとえば、1万人以上の慢性腰痛の方たちを対象にした大規模な研究では、
一人ひとりに合った運動を行ったグループで、痛みの軽減と機能の回復が確認されています(The Journal of Pain, 2022)。

また、他の研究でも、
•指導を受けながら行う運動プログラムで改善が見られたり、

•ストレッチや筋トレに手技療法やテーピングを組み合わせた方法も効果的だったと報告されています(Nature, 2019/2024)

ただし、
“とにかく動けばいい”
というわけではありません。

自己流で無理をしたり、
マッサージなど他人任せにするだけでは、かえって状態を悪化させてしまうこともあります。

だからこそ、
正しい体の使い方を学びながら、
自分の意思で動くことが大切なのです。



実際のお客様の変化

◆ シニア男性(脊柱管狭窄症)

もともと運動が大嫌いで、暇さえあればマッサージ通いだった方。
週1回、1時間のトレーニングを始めたことで、腰痛が出なくなり、マッサージも不要に。
「顔見知りのマッサージ屋さんに申し訳なくて…」と笑って話してくださいました。

◆ 介護職の女性(ヘルニア)

入浴介助などの力仕事で腰に大きな負担がかかっていた方。
医師の許可を得て軽めのトレーニングから開始し、
今では70kgのバーベルも扱えるまでに。
痛みの再発もなくなり、娘さんからボディラインを褒められるほどに変化しました。

◆ 看護師の女性(慢性腰痛)

長年の腰痛に悩まされていた中、トレーニングをスタート。
片足で採血しても平気になり、体重も10kg減。
「おしゃれが楽しくなった」と、表情まで明るくなりました。



共通していた“改善のカギ”

この3人に共通していたのは、
•適切な腹圧をかけられるようになったこと
•全身が連動して動く感覚をつかんだこと

「腰にだけ負担をかけずに動ける体」

へと変わっていったことで、
腰痛の再発を防ぎ、日常の動きがラクになったのです。



動いていいか、ではなく
「どう動くか」

もちろん、骨折や炎症があるときには安静が必要です。
でも、多くの慢性腰痛では、

「正しく動くこと」

こそが改善の近道になります。

マッサージや整体で一時的にラクになるのも大事ですが、
自分の意思で体を動かすことは、それ以上に「自分の体を取り戻す手段」になります。



◆ スタジオノヴィでは

小樽にある

Personal Studio nový
では、
腰痛・肩こり・膝の痛みなどに悩む方へ、
体の状態や生活環境に合わせた運動サポートを行っています。

「運動は苦手」
「何から始めていいかわからない」

そんな方でも、無理なく、でも確実に変われる場所です。

Instagramでも日々の様子を発信中。
**口コミサイト「エキテン」**にも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

気になる方は、まずは様子を見に来ていただくだけでも大丈夫です。
「動けてる=うまくいってる」
とは限らない
自己流トレーニングの落とし穴

自己流トレーニングで変われない理由


〜Aさんの変化に学ぶ「正しい努力」の積み重ね〜

最近、ご自身でいろいろなトレーニングを試してきた、という方と出会うことがよくあります。
特に、動画やSNSで人気のメニューを見よう見まねで実践してきた「自己流トレ」タイプの方。

実は、動けているように見えても、思ったような効果が得られていないことも多いんです。

たとえば、Aさんという方のケース。
20代の頃までは、いくら食べても太らず、スリムな体型を活かして大好きなファッションを楽しんでいたそうです。
でも30代に入ってから、急に体型が変化。何とかしなきゃと思って、ネットで見つけたトレーニングや食事法を次々に試していったといいます。

身体を見てみると、巻き肩が強く、股関節は硬く、お腹の力も抜けていて、ぽっこりと前に出ている状態。
そうした身体のサインに気づくこともなく、「とにかく動けば変わる」と思い込み、真偽が不確かなもの、場合によっては逆効果になりかねないものまで、手当たり次第に試していたそうです。

自習トレーニングの期間も長く、いろんな動きを自己流で続けてきたAさん。
一見フォームに気をつけているようで、実際は“形を真似ること”に意識が向きすぎて、体の状態や姿勢の崩れに気づけていなかった状態。

もっとわかりやすく言うと、
「それっぽく見せること」には気をつかっていたけれど、実際には姿勢の崩れにも気づかないまま、動くこと自体が目的になっていたようです。

可動域が出ないところをごまかして勢いで動いてしまったり、
「動いた気になること」=「うまくいってる」と思い込んでしまっていたり…。
でも、体は正直です。効果的でない動きは、結果にもつながりません。

結果的にそれが、ご本人も気にされていた猫背やポッコリお腹にもつながっていたのです。



実際にパーソナルを始めてから、Aさんの体には少しずつ変化が現れはじめました。

長年染みついた“自己流のクセ”は、そう簡単には抜けません。
でも、一つひとつの動きに対して「今、どこを使っているか」「どこに力が入っているか」と丁寧に意識を向けることで、少しずつお腹が引き上がり、胸も自然に開いてきました。

また、呼吸も深く入るようになり、開きっぱなしだった肋骨が少しずつ閉じてきたことで、姿勢だけでなく見た目にも変化が。
バストは引き上がり、アンダーサイズは減少。ブラジャーのカップが2サイズアップしたという嬉しい変化もあったんです。

今もなお、クセの修正には根気がいりますが、ご本人がしっかり向き合いながら取り組まれている姿勢は、本当に素晴らしいなと感じています。

自己流でここまでたどり着こうとしたら、きっともっと時間もかかったと思います。
遠回りをせず、今の自分に必要なステップを選ぶことで、身体は確かに応えてくれる——その実感を、Aさんは今まさに感じ始めているところです。



パーソナルトレーニングのいいところは、外からの“見た目”ではなく、その人の体の“内側”と向き合っていけること。
今の可動域、力の入れ方、呼吸の仕方。それに合わせた動きを一緒に見つけていきます。
そしてそれを繰り返すことで、必要な可動域が自然と広がり、「正しく動く」という感覚が少しずつ育っていく。

今は「簡単に痩せる」「すぐ効果が出る」など、派手な情報ばかりが目に入ります。
でもそのせいで、間違った知識や無理なやり方で、

慢性的な痛みを抱えたり
自律神経が乱れたり
最悪の場合、心のバランスまで崩れてしまう


そんなことも、実際にあるんです。

体がうまく使えないことが、ストレスになってメンタルに響く。
そんなケース、私は何人も見てきました。

だからこそ、
きちんと体と向き合うことができるパーソナルトレーニングは、人生を長く元気に楽しむための“コスパの良い選択”
だと私は思っています。
その価値を感じ取ってくださる方が、少しずつ増えていることを嬉しく思います。



もちろん、私は動画などを用いた自主トレーニングを完全に否定するつもりはありません。

たとえば車に例えるなら、まずは運転免許を取る段階=「事故なく体を扱える状態」をつくることが大切。
その土台ができてはじめて、自分で自在に運転(=体をコントロール)できるようになります。

そうした準備ができたうえで、動画などの豊富な情報を取り入れていくのは、とても有効だと思っています。

ただし、今ではパーソナルトレーニングも広く知られるようになった一方で、
すべてのトレーナーが体の使い方や評価を深く学んでいるとは限らない——
そんな現実も、これまで多く見てきました。

私自身、トレーニングを通してお客様の身体をお預かりする以上、責任を持ってサポートしたいと常に思っています。
体の仕組みや動きに対する理解を深め続けることは、プロとして当然の姿勢だと考えています。

そして、お一人おひとりにとって無理のない、より良いサポートができるよう、この学びはこれからもずっと続けていきたいと思っています。



体と向き合うって、難しいことのように聞こえるかもしれません。
でも、一歩ずつ丁寧に積み重ねていくうちに、自分の体が少しずつ変わっていくのを感じられるようになります。

「動いているのに変わらない」「これで合ってるのか分からない」
そんなモヤモヤを抱えている方も、気軽にスタジオnovýに体験に来てみてくださいね。


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体を変えるカギは、呼吸の使い分けにあった ― ピラティス+もう一歩先へ
呼吸は、私たちが一番最初に身につけた動き。
だからこそ、その呼吸のクセが体にも心にも大きな影響を与えます。

今、ピラティスがとても人気になっています。
ピラティスは、体の軸をつくって、動きやすい体にしてくれる頼もしいボディワーク。
呼吸とともに体を整える、とても素晴らしいメソッドです。

ですが、流行の中で「お腹を引き締める呼吸」ばかりに意識が偏ってしまい、
本来の呼吸の幅を狭めてしまう人も少なくありません。

今日は、体を本当に守り動かすために大切な、
「呼吸の使い分け」
についてお話ししていきます。



ドローイン呼吸が持つ役割とリスク

ピラティスなどで行われる、お腹を凹ませながら呼吸をする方法。
これは一般に「ドローイン」と呼ばれ、体の奥深くにある腹横筋を鍛えるのにとても効果的です。

腹横筋は、体幹を安定させ、姿勢を支える重要な筋肉。
まるで体の中にコルセットを作るような役割を果たしてくれます。

ただし——
ドローインばかりを意識しすぎると、
• 肋骨の下部が締まりすぎて、呼吸が浅くなる
• 腹斜筋や腹直筋など、他の筋肉の働きが弱くなる
• 体の動きがぎこちなくなり、疲れやすくなる

そんなリスクが生まれてしまいます。



【実体験】自己流ドローインの落とし穴

実は、私自身もドローインに偏りすぎたことでつらい思いをした経験があります。

ボディコンテスト(ビキニフィットネス)選手として現役だった頃、
ひたすらドローインばかりを繰り返し、
さらにウエストを細く見せるために、普段から腹部をコルセットで締め付ける生活をしていました。
コンテストのオンシーズンには、ウエストを56cmまで絞っていた時期もあります。

でも、その生活を続けるうちに、
ドローインでは深い呼吸ができていると思い込んでいたのに、
実際には呼吸がどんどん浅くなっていたんです。

そしていつしか、
• 常に胃の不快感、ムカつき、食欲不振
• 体が抜けるように疲れやすい
• メンタルも不安定になる感覚

そんな症状に悩まされるようになりました。

振り返って思うのは、
肋骨の動きが制限され、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れていたこと。
ドローイン「だけ」に頼ることの怖さを、身をもって痛感した経験でした。



ブレーシング呼吸 ― 体を守りながら動かすために

こうした経験から、私は気づきました。
体を守るためには、ドローインだけでは足りない。

お腹を凹ませる「引き込み型」のドローインに加えて、
お腹の内側から圧を作る「押し広げ型」のブレーシングが必要だということを。

ブレーシングとは、
• お腹をぎゅっと引き込むのではなく、
• 内側からふわっと押し広げるように腹圧をかけ、
• そのまま自然に呼吸を続ける呼吸法です。

これを身につけることで、
• 重たいものを持ったときに腰を痛めにくくなる
• 呼吸が深くなり、疲れにくい体になる
• 肋骨や背骨の動きが広がり、姿勢が自然に安定する

体を守りながら、自由に動ける力を手に入れることができるのです。



自己流の落とし穴 ― 正しい感覚を育てるために

ここまで読んで、
「じゃあ自分でもやってみよう!」と思った方もいるかもしれません。

もちろん、呼吸や体の使い方に興味を持つことはとても素晴らしいことです。
でも実は、呼吸や腹圧の使い方を一人で正しく身につけるのは、意外と難しいんです。

私はこれまで、
ボディコンテスト、キックボクシング、パワーリフティングと、様々な競技を経験してきました。
その中で強く感じたのは、
どの競技でも「正しい動き」と「正しい呼吸」を身につけることが、体を守り、パフォーマンスを高める土台になるということ。

特に最近では、キックボクシング等の格闘技を始める方も増えていますが、
最初に基礎となる呼吸や体の使い方を整えておくことで、
パフォーマンスは格段に上がると感じています。

テレビやYouTubeなどの情報も参考になりますが、
自己流で進めると——
• 気づかないうちに変なクセがついてしまったり
• かえって体を壊してしまったり

そんなリスクも、実はとても大きいのです。

だからこそ、プロの目でサポートを受けながら、あなた自身の呼吸と動きを育てること。
これが、体を変える一番の近道です。



最後に

呼吸が変わると、体はもっと自由に動き出します。
あなたも、呼吸を整えるところから、体を育ててみませんか?

もし興味を持っていただけたら、
呼吸・体の使い方をチェックしながら進める体験セッションもご用意しています。
(※無理な勧誘などは一切ありませんのでご安心ください。)

また、日々のトレーニングや体作りのヒントは、Instagramでも発信しています。
よかったらのぞいてみてくださいね。

▶︎ 体験セッションやご不明点についてはお問い合わせからどうぞ

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整えるだけじゃ足りない? 体が本当に変わるための、もう一歩
ピラティスは、私にとって
“体づくりの入り口”
でした。

15年以上前、私はピラティスのライセンスを取得し、
呼吸に合わせて自分の身体と向き合うことの大切さを学びました。
今でもその感覚は、トレーニングのベースとして大切にしています。

でも、長く指導を続ける中で、
整えるだけでは足りないこともあると感じる場面が増えてきました。

実際、動きの名前や形を知っていても、
呼吸やアライメントを本当に扱えている指導者が意外と少ないという現実に触れることもあります。
動きを正確にコントロールするには、
自分の体で感じ取れること、伝えられることが前提だと私は考えています。



“動ける体”を育てるには、もう一歩必要

寝た姿勢や四つ這いで整える動きは、
深層筋群(インナーユニット)を目覚めさせ、姿勢の感覚を磨くのにとても効果的です。

でも、日常生活や趣味、スポーツで本当に必要なのは、
立った姿勢で、全身を協調させながら支え、動く力。

例えば、階段を登ったり、荷物を持って踏ん張ったり、滑りやすい道を歩いたり…。
こうした動作は、寝た姿勢だけではなかなか身につきにくいものです。



整っていても“支えきれない場所”がある

体を整えていても、ふとした時の転倒や予期せぬ動きに耐えられるかというのは、また別の問題です。

特に女性の場合、上半身への刺激や反応のスピードが落ちやすく、
冬場に転んで「お尻は打たなかったのに手首を骨折した」というケースは、実はとてもよく聞きます。

そして小樽のような坂の多い町では、
春から夏でも足元に気を取られてバランスを崩したり、つまづいた拍子に反射が遅れて手をついてしまうといったことが起こりがちです。

これは、横になった姿勢での運動では鍛えにくい、手首や腕の骨への刺激の不足も影響しています。
姿勢を整えるだけでなく、体全体で支える力や反射的に踏ん張れるバランス力も、
日常生活では大切な「もう一つの柱」なのだと感じています。



“整える”と“動ける”は、どちらも必要だからこそ

体を整えるための感覚トレーニングと、
日常を支えるための荷重刺激や全身の連動トレーニング。

どちらか一方ではなく、組み合わせることで体はもっと楽に、もっと強くなる。
私自身がそれを体感してきましたし、たくさんの方の体の変化を通して、そう感じています。



おわりに:あなたの体に“もうひとつの引き出し”を

ピラティスをすでに取り入れている方にも、
これから体づくりを始めたい方にも、
“もうひとつの引き出し”をそっとお渡しできたらと思っています。

ご希望があれば、体験の中でそうした感覚にも触れていただけます。
無理なく続けられる方法、あなたに合う形で一緒に見つけていきましょう。

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『ただの筋トレじゃない、美しく強くなる体づくり』
ただの筋トレじゃない、“美しく強くなる体づくり”の話
“女性らしい身体”を目指すなら、「適切な負荷」は欠かせない。

「筋トレしたらムキムキになるのが怖い」
「重たいものを持つと、太くなりそうで不安」
…そんな声を、私もよく耳にします。

でも実際には、適切な刺激を加えるトレーニングこそが、
引き締まったラインや、疲れにくく整った体をつくるために欠かせない要素なんです。



自重だけでは届かない領域がある

ピラティスやヨガなど、自重で行う運動はとても大切です。
実は私自身も15年程前にピラティスのライセンスを取得しています。
その恩恵を存分に受けてきましたし、体を整え、動きの質を高めるのにとても有効と実感しています。

でもそれだけでは、筋肉や骨に十分な“刺激”や“負荷”が入らない場面もあるのです。

特に女性の場合、縦方向(上から下へ)にかかる刺激が少ないことで、骨密度が低下しやすい部位があると感じています。
足踏みや軽いジャンプなどで下半身の骨はある程度丈夫になりますが、手首や腕などは刺激を受けにくく、骨折しやすい場所でもあります。

実際、冬場に転倒して尻もちをついた拍子に手首を骨折したという話を、私は何度も聞いてきました。
スタジオレッスンで元気に動けていても、骨の質や方向性による刺激の不足が、思わぬリスクになることもあるんです。



“負荷をかける=ごつくなる”ではない

女性は、筋肉を大きくするホルモン(テストステロン)の分泌が圧倒的に少ないため、
少しの重さで“ゴツくなる”ことはまずありません。

むしろ、多くの方が「脚がすっきりした」「ヒップが引き締まった」
そんな実感をされるのが、適切な負荷をかけたトレーニングなんです。



道具も動きも、シンプルでいい

憧れの誰かと同じやり方を真似しなくても、
自分の体とちゃんと向き合えば、必要な変化はちゃんと起きます。

高価なマシンや流行のグッズが悪いわけじゃない。
でも、「それがあるからできる」のではなく、「なくても動ける」が、本当の力。

手に入れたいのは、どこでも動ける体、いつでも整えられる感覚。
そのための方法は、もっと身近にあるはずです。



おわりに:安心して、動いてみよう

私が大切にしているのは、“自分の体を感じながら、育てていくこと”。
道具や流行に頼りすぎず、今ある体で「できること」を見つけていくことです。

不安な方には、今の体に合わせてご案内させて頂いています。

動き方に迷ったときは、気軽にご相談くださいね。

無理なく続けられる方法、あなたに合う形で一緒に見つけていきましょう。

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『ノースリーブをすっと着こなせる腕』

「糖質を抜けば痩せる」は本当?
—体験から学んだ、
正しいダイエットの
かたち—
一時期、糖質制限ダイエットが大流行しました。
「ごはんは太る」「パンをやめたら痩せた」「糖質を抜けば正解」——
そんな言葉が今でもネットや雑誌で見かけられます。

でも、本当にそれが「健康的な痩せ方」なのでしょうか?

私自身、糖質制限をしていた時期があります。
たしかに最初の1〜2ヶ月で体重は落ちました。
けれどそのあと、体力が続かず、肌のツヤも悪くなり、髪もパサつくように。
そして最終的にはリバウンド。体重は元に戻るどころか、開始前より+3kgに。

同じような声をクライアントさんからもよく聞きます。
「お米を抜いてるのに痩せない」「肌荒れや便秘がひどくなった」——
実際、糖質を1日50g未満に制限するような“極端な糖質カット”は、体にとってはストレスになることもあります。

研究データでも、糖質制限の効果は最初の6ヶ月〜1年は体重減少に有効とされていますが、
12ヶ月以降になると、低脂肪食との減量効果にほとんど差がなくなることが報告されています(NEJM, 2018)。

さらに、アメリカで13,000人以上を対象にした大規模調査では、
糖質摂取比率が極端に低い(全体の40%以下)グループは、死亡リスクが上昇したという結果も出ています。

つまり、「糖質を減らせば減らすほどいい」という考えは間違いです。
むしろ、適度に糖質を摂ることで代謝が上がり、ホルモンのバランスも整い、体は元気に保てるのです。

ごはんやパン、果物を怖がらないでください。
タイミングと量を整えれば、ちゃんと味方になります。

体重計の数字ばかりに振り回されず、
“健康的に”“綺麗に”痩せることを目指して。
私はこれからも、そういう道を伝えていきたいと思っています。

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『お薬でダイエット!?』
お薬でダイエット⁉️
「飲むだけで痩せる薬」は本当に私たちの味方?

春、新しいことを始めたくなる季節ですね。
「今年こそ体を変えたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

少し前から、“飲むだけで痩せる”といった薬や注射がSNSなどで話題になっています。
もともとは、糖尿病や高度肥満の治療に使われる医療用の薬で、たとえばBMI30以上(身長167cmなら84kg以上)などが本来の対象です。

ところが今では、自由診療を通じて、対象外の方でも手軽に手に入れられるようになっています。
その一方で、副作用や健康リスクが無視できない問題として増えてきているのも事実です。

・動悸や胃の不調、意識障害などの症状
・膵臓にかかる負担から、逆に糖尿病リスクが上がる可能性
・服用をやめれば元に戻りやすい特性
・長期的に見ると高額な費用負担

医療としてのメリットもある一方で、「体を変えたい」と願う人が、情報だけを鵜呑みにして使ってしまうリスクがあるのもまた現実です。



この春、あなたのペースで始めてみませんか?

新しい季節は、希望にあふれている一方で、少し不安になる時期でもありますよね。
周りが前に進んでいるように見えて、自分だけが立ち止まっているような気がする。
そんなモヤモヤを感じている方も、多いのではないでしょうか。

「運動は苦手」
「続かないかもしれない」
そんな不安も、あって当然です。

だからこそ、最初の一歩を急がなくて大丈夫。
今の自分に合ったスタートの仕方を、丁寧に一緒に見つけていきましょう。

私たちスタジオノヴィでは、食事・運動・睡眠のバランスを軸に、地に足のついた方法で体づくりをサポートしています。
専門的な視点と、等身大で続けられる工夫を組み合わせながら、無理のない変化を一緒に育てていきます。

この春、あなたのペースで、ほんの少しだけ前に進んでみませんか?
■ 体験・カウンセリングをご希望の方へ

初めての方には、お身体の状態やご希望をお伺いするカウンセリングと、軽い体験セッションをご用意しています。
「ちょっと相談だけしてみたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。

あなたにとって“ちょうどいい始め方”を、一緒に探すお手伝いができればうれしいです。

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エステ以上⁉️
「肌を育てる運動」
のすすめ
ただ鍛えるだけじゃない。
美肌の鍵は、筋肉から生まれるかもしれません。

運動で分泌される”マイオカイン”が、肌のハリや輝きに影響する可能性が注目されています。
今日から、未来の自分を育てる運動、始めてみませんか?

はじめに

最近、「筋肉量が多い人はシミが少ない」という話題を耳にすることが増えてきました。
この背景には、運動によって筋肉から分泌される”若返りホルモン”=マイオカインの存在があります。

今回は、マイオカインと美肌の関係を、最新の研究をもとにわかりやすく紹介します。
さらに、日常で取り入れやすい「肌を育てる運動+生活習慣」も提案します!


マイオカインとは?

マイオカインは、運動することで筋肉から分泌される生理活性物質です。
血液を通じて全身に作用し、代謝促進、抗炎症、血流改善などに役立つと考えられています。

近年、これが肌の弾力維持やシミ予防にも関わっている可能性が注目され始めました。


研究から見えてきた、筋肉と肌の意外な関係

イリシン(Irisin)
• 運動によって分泌され、コラーゲン産生を促す可能性
• 紫外線ダメージによる老化を抑えるかもしれない

FSTL1(Follistatin-like 1)


• 傷の修復を早める作用
• 肌のターンオーバーをサポートする可能性

立命館大学 × ポーラ化成工業の研究
• 筋力トレーニングを続けることで、皮膚の弾力と真皮の厚みが改善
• 筋トレは美容にもプラスに働く可能性がある



ただし、まだ注意が必要です

現時点で、マイオカインが直接「肌を若返らせる」と確立された科学的エビデンスはありません。
現在はあくまで「可能性が示唆されている段階」です。

また、やみくもな自己流筋トレは、
• 姿勢が崩れる
• 関節を痛める
• 効果が出にくい
といったリスクもあります。

手軽なスポーツ施設等のマシントレーニングも良いスタートですが、
「肌を育てる運動」を目指すなら、
正しいフォーム、体に合わせた運動習慣を身につけることが大切です。


1週間でできる!肌を育てる運動+生活プログラム


【筋トレメニュー】
• スクワット 15回 × 2セット
• 膝つきプッシュアップ 10回 × 2セット
• ヒップリフト 20回 × 2セット

無理せず、でもしっかり筋肉を意識して動かします。

【生活で意識すること】


睡眠
7時間以上しっかり

食事
タンパク質・ビタミンC・Dをしっかり補給

水分
1.5~2リットル/日

リラックス
深呼吸、軽いストレ


おわりに
自分のペースで、「肌を育てる運動」を始めよう

筋肉は、体を動かすだけでなく、内側から肌や体を育てる力を持っています。
日々の小さな積み重ねが、未来の自分を作ります。

まずは、できるところから一緒に始めてみませんか?

(※当スタジオの体験では、運動や生活習慣の相談もお受けしています。お気軽にご相談ください
無理なく、自分に合った方法を見つけていきましょう。)

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「自己流トレーニングで気をつけたいこと」


🌿ノースリーブをすっと着こなせる腕に

背中から腕にかけて、すっと伸びたライン。
鏡に映る自分の後ろ姿に、思わず「いい感じかも」って微笑みたくなる。
そんな“憧れの二の腕”を、あなたは思い浮かべたことがありますか?



でも、現実はというと…

🧐「二の腕を細くしたいから、三頭筋を鍛えればいいんですよね?」

そう信じて一生懸命フレンチプレスやキックバックを頑張っているのに、
なかなか変化が出ないどころか、腕がパンパンに張ってしまう。
そんな経験、ありませんか?

もしそうなら、それはあなたが頑張りすぎているせいではなく、
身体の使い方がほんの少し、ズレているだけかもしれません。



💡たとえば、こんな姿勢でトレーニングしていませんか?

• 猫背や巻き肩のまま腕を動かしている
→ 三頭筋に正しく負荷が入らず、効果が出にくくなります

• 肩がすくんでいる
→ 首や肩に力が入りすぎて、逆に太く見える原因に…

• 反り腰・丸まり姿勢になっている
→ 体幹が安定せず、腕ばかり疲れてしまいます

“たくさん動かせば引き締まる”と思っていたら、かえって力みでゴツく見えてしまうことも。



では、どうしたらいいのでしょうか?

実は、二の腕をスッキリさせるには、“身体の土台”を整えることがとても大切。

二の腕のラインは、肩・背中・骨盤・足元の安定性や、呼吸の深さといった、全身のバランスと深く関わっています。

✅ 足元の崩れ → 骨盤や肩の位置がズレる
✅ 浅い呼吸やストレス → 肩まわりがこわばりやすくなる

だからこそ、全身のバランスが整うと、力みが抜けて自然と腕も引き締まって見えるようになるんです。



📌大切なのは、トレーニングそのものよりも、身体との向き合い方。
「小手先の筋トレ」ではなく、「土台から整えるアプローチ」で、
無理なく、美しいラインは手に入ります。



💡あなたも、そんな変化を体感してみませんか?

体験レッスンでは、ただ鍛えるのではなく、
**あなたの身体に合った“整える動き方”**をお伝えしています。

🗨️「二の腕、実はずっと気になってた」
そんなお悩み、よかったらコメントで聞かせてくださいね。

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『肌を育てる運動のすすめ』
自己流トレーニングで気をつけたいこと
最近、「動画を見てトレーニングを続けています」という方が増えてきました。

自分で体を変えたいと思って努力されていること、本当に素晴らしいと思います。

ただ、実際にお会いしてみると、「頑張っていたのに腰が痛くなってしまった」「思ったように体が引き締まらない」など、なかなか結果に結びつかないケースも多く見られます。

その原因として多いのが、“間違った動き方”を知らず知らずのうちに続けてしまっていることです。

たとえば、関節の向きや力のかけ方が少しずれていたり、呼吸やお腹の使い方がうまくいっていなかったり…。

そうした小さなズレが、痛みや姿勢の崩れにつながることもあるんです。

動画はとても便利な時代の味方。
でも、「自分の体に合った正しい動き方」を知ってから取り入れることで、その効果はもっと大きくなります。

Studio novýパーソナルトレーニングでは、一人ひとりの身体のクセや状態をしっかり見ながら、
「どんな動きが今のあなたに必要か」を丁寧にお伝えしています。

そうすることで、無理なく、でも確実に変わっていける道が見えてきます。

でも実際は、パーソナルトレーニングでも「一人ひとりに合わせること」が難しい場面もあるのが現実です。

私は、機能解剖学をベースに、お一人おひとりの体の状態をしっかり見ながら、無理なく、でもちゃんと効果が出るように丁寧にサポートしています。

安心して身体づくりに取り組んでいただけるよう、日々工夫を重ねています。

「今のトレーニング、このままで合ってるのかな?」
「がんばってるけど、結果が出ない…」
そんな方は、ぜひ一度、あなたの身体の使い方を見直してみませんか?

無理なく、心地よく、でもしっかり変わる。
そんな体づくりを、サポートしています。

春は何かを始めたくなる季節ですね。
「体、整えたいな」「今のままでいいのかな?」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。

一緒に楽しくあなたのペースで、気持ちよく続けられる方法を見つけていきましょう!

一緒に、楽しく体を整えていきましょう!

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とは限らない
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